
ネクストイレブン:BRICsに続く成長市場
- ネクストイレブンとは「ネクストイレブン」とは、2005年にアメリカの投資銀行であるゴールドマン・サックスが、今後経済成長が著しいと予測した11ヶ国のことを指します。これは、当時既に経済大国として認識されていた「BRICs」(ブラジル、ロシア、インド、中国)に続く、新たな成長市場として注目されました。具体的には、インドネシア、イラン、エジプト、韓国、トルコ、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、メキシコが含まれます。これらの国々は、いくつかの共通点を持っています。まず、いずれの国も人口が多く、豊富な労働力を抱えています。これは経済成長の大きな原動力となる可能性を秘めています。また、石油や天然ガスといった天然資源が豊富に存在する国も多く、経済発展の基盤となることが期待されます。さらに、これらの国々は発展途上国に分類され、経済成長の余地が大きいことも特徴です。しかし、ネクストイレブンは、経済成長の潜在力が高い一方で、政治の不安定さや、インフラの未整備、貧富の格差といった課題も抱えています。これらの課題を克服し、持続的な経済成長を遂げられるかどうかが、今後の発展の鍵を握ると言えるでしょう。